新イタリア合奏団クリスマスコンサート

kattobi882006-12-16

 急用で行けなくなった友人からチケットを戴き、久々のクラシックコンサートに出かけた。会場は隣のT市のコンサートホール。初めての場所なので、こちらも興味津々。車で20分くらいの近さで助かる。でもさすがに土曜の夜は駐車場もいっぱいで、他のパーキングに停めて歩いたのでギリギリになった。
 最上階で眺めも良く、ロビーもなかなかきれい。座席は後まで低めの階段状になっていて、立派なパイプオルガンが正面にデーンとそびえ立ち、その高さに合わせたホールの天井は高く、2階席は両サイドに2.3列のみ。
 座席がもうちょっとゆったりしていたらいいのになあ^^; 背もたれがちょっと低いのか、椅子の厚みが無く前後左右がゆとりの無い感じで、何となく落ち着きが悪かった。もっとも、近くのお客さんがマナー悪くてそのせいもあるのかな^^; 演奏中に舞台を指差して聞こえるような声で喋ったり、静かな箇所なのに、パンフレットを何回もガサゴソさせたり、子どもの声も聞こえてた。周りが気になっちゃうと、せっかくの気分も台無し(>_<) ローカルな場所ってことなのか、たまたまなのか、せっかくのコンサート、ちょっと残念でした。

 …と嘆きつつも、演奏会は堪能してきましたよ〜(^^♪

驚きのカウンターテナー 

グリーグ / 2つのノルウェーの旋律 作品63

グリーグ / 2つのノルウェーの旋律 作品63

 新イタリア合奏団は総勢12名、第1・第2ヴァイオリン・ビオラが(多分)各3名・チェロが2名、コントラバス1名で構成されている。若手音楽家達との共演の時は控え目にしていたようだったけど、合奏団だけの時は華やかな演奏だった。全員がコンサートマスター級のソリスト達で構成されているというのも頷ける。
 そして、驚いたのが、コントラバスの弾き手の余りにも美しい独唱だった。まるでそこに天使が現れて歌っているような錯覚に陥るほど、魂にジーンとくるような、心を揺さぶられるようなひと時だった。会場がし〜んと静まり返り、歌が終ると、割れるような拍手が続いた。アンコールで歌った日本語のきよしこの夜」も清らかで美しかった。

 美しい演奏家たち

 クリスマスコンサートということで、ゲストが3人もいて、バラエティーに富んでいた。それぞれが一人でも演奏会を開けるような人たちなんだろうと思うけど、ちょっと欲張り過ぎて、印象が薄くなってしまった感がある。ちょっともったいないような…

海へ

海へ

 
エンターテイナー

エンターテイナー

 
バッハ:イタリア協奏曲

バッハ:イタリア協奏曲

 一番印象深かったのは、チェンバロ。素敵な模様の大き目のチェンバロで、華やかな演奏でした。どっちかというと、地味という印象のあったチェンバロですが、見事に裏切られ(^_-)ましたよ。ご本人は、このホールは響きが良くて気持ち良かったっていってたけど、会場には(少なくとも真ん中辺りには)余り聴こえてこなかったのが残念!♪加羽沢さんは司会のみで演奏は無く、残念! 彼女のアレンジとピアノ演奏が入っているクリスマスのCDを買ってサインを貰ったら、「あら、いいのを手に入れましたね!今の時期にピッタリだもの(^^♪」って。「演奏が聴きたかったわ」というと、「ピアノがあればねえ!ここには無いみたいなの」っといたずらっぽく笑った。「こちらに来る予定は無いんですか?」と聞くと、「あればいいんですけどねえ」(*_*; と、困ったような顔をしてたっけ。チャンスがあったら聴きに行きますね〜 (^o^)/